top of page
検索

映画で学ぶ!セリフで覚える英語表現③

  • johnny-osoro
  • 2024年6月30日
  • 読了時間: 1分

Andrew Niccol, "Gattaca"より


"This is how I did it, Anton; I've never saved anything for the swim back."

「これが僕のやり方だ。帰りのために力を出し惜しむなんてしたことがない(拙訳)」


『ガタカ』は、遺伝子という限界を主人公が意志と努力で乗り越える様を描く人間賛歌。遺伝子操作で優秀な人間として生まれた弟に対し、自然な出産を経て生まれた主人公が遠泳対決で勝つ。セリフはこの勝利の瞬間のもの。


日本でも人気の作品。尾田栄一郎の『ワンピース』でも、ホールケーキアイランド編で『ガタカ』の影響だとみられるサイドストーリーがある。


★ how I did itは「私がそれをしたやり方」。howは関係副詞で、前にthe wayという先行詞を補って読むと良い。ただし、the way how SV~とは言えず、必ずthe wayとhowのどちらかを省略する。


★ I've never saved...の時制は現在完了形。neverや回数の表現(once, twiceなど)がある時は「経験」の用法だと思えばよい。


★ never ... anythingは否定文で、not + anyの完全否定と同じ。「全く~無い」。


★ the swim backのswimは名詞で、backはswimを修飾している。これはthe way in / out / back「入る道/出る道/戻り道」に見られる、方向を表す言葉の後置修飾。the swim back = the way back + swimmingと解すればよい。



 
 
 

最新記事

すべて表示
歌詞で学ぶ!セリフで覚える英語表現⑥

Wake Me Up When Sepetember Ends Billie Joe, 2004, Green Dayのアルバム"American Idiot"より ★ Green Dayのリードシンガー、Billie Joeが父親の死を主題にして作った歌詞。実際の死因は食...

 
 
 
「オーダーメイドのカリキュラム」の罠

オーダーメイドする余地があるのは習得する「方法」であり、習得すべき「内容」はプリメイド――皆に共通で変えられない。  大学に入って初めてのアルバイト先は、当時としては珍しい自習管理型の塾だった。そこでは生徒の勉強法を考えるのが主な仕事で、「オーダーメイドのカリキュラム」が宣...

 
 
 

Comments


英語講師中山じゅんいちのホームページ

©2023 英語講師中山じゅんいちのブログ。Wix.com で作成されました。

bottom of page