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小説で学ぶ!セリフで覚える英語表現⑦

  • johnny-osoro
  • 20 時間前
  • 読了時間: 2分

Suddenly, to see that the world was so large, the cosmos so black. The unbounded fascination of it, the unbounded lonliness ... For the first time, these days, I was touching it with these hands, these eyes.


こんなに世界がぐんと広くて、闇はこんなにも暗くて、その果てしない面白さと淋しさに私は最近初めてこの手でこの目で触れたのだ。     『キッチン』(吉本ばなな、1988)より



★ 翻訳では情報が提示される順を原文と一致させることが多い。日本語では①世界の広さ、暗さ→②その面白さ、淋しさ→③それを身体で感じる、という順で描写が進み、英訳もそれに合わせた描写になっている。


★ to see that...はto不定詞の感情の原因を表す用法(例:I'm happy to see you.「あなたに会えたのでうれしい」。)日本語の描写の順に合わせるために前部に倒置されている。これは本来、後ろのfascination、lonlinessにかかるもの。「世界が大きく、暗いということが分かったので、私は世界に魅了され、そして寂しくなった」ということ。see that SV~は「SV~ということを理解する」。


★ 「闇」がthe cosmosとして具体化されている。また、ここではwasが省略されている。the cosmos (was) so blackと読む。


★ unbounded fascination of itは名詞構文。節に直すとit is unboundedly fascinatingとなる。unbounded「縛られて(bound)いない(un)」→「限りない」。


★ these daysは「最近」という意味の副詞句。


★ I was touching itは途中、未完を表す進行形だろう。全てを感じ取ったわけではないということ。果てしない面白さと淋しさの全てを感じ取ることはできず、その一部に触れた、ということ。

 
 
 

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